「大丈夫だ。きっとお前なら上手くやれる」
「ああ……。そうだな。俺なら絶対上手くやれるはずだ」
リクは自分に言い聞かせるようにそう呟いた。
「ブルートゥースのイヤホンをつけ忘れるなよ。携帯電話の通話状態にしてスピーカーにしろよ。何かあった時はすぐに指示を出す」
「ああ……。大丈夫だ」
「何かあっても慌てなくていいからな。俺が絶対に何とかする。その事だけは忘れるなよ」
「おっけ―。なんか、ちょっと自信が湧いてきたわ」
「次に会う時は人間カードから解放された時だな。牢獄に会いに行くから待っててくれよ」
そう言うとリクはちょっと笑みを浮かべて口を開いた。
「本当に200万もするものを買うとは思わなかったぜ」
「もう貯金もすっからかんだよ」
人間カードはいわゆる牢獄と同じような設定になっている。
つまり、人間カードの持ち主は閉じ込めた奴の刑務官みたいなものなんだ。
プリズンアクセスリーダー。
200万円もする高額の商品だが、これを使えば人間カードに閉じ込めた者に会いに行くことができるんだ。
