人間カードの弱味となる部分には、実は絶対的に必要な作業がある。
それは、閉じ込める本人が相手の弱味を実際に目で見て確認しなければいけない点だ。
つまり、『確証』を得なければいけない。
相手が人間カードをやっているであろう。
だから、人間カードをやっている事が弱味になるはずだ。
この状態で弱味をつきつけても、発動しない仕組みになっている。
実際に、目で見て確認しなければいけない。
人間カードで人間を閉じ込める光景を。
だからこそ、ユウカには俺が人間カードになる瞬間を目撃してもらうんだ。
このラブホテルで、この部屋を選んだ理由は二つある。
一つ目は、長い廊下があり非常に広いため、ユウカが出ていったと認識させやすい。
実際には、扉を開けて閉めただけだけどな。
そして二つ目。
こっちの方が重要だ。
このスイートルームには、他のラブホテルにはない最大の特徴がある。
それは、浴室がマジックミラーになっていて、リビングを見渡せることだ。
マジックミラーになっているため、リビングからは浴室を見ることができない。
ユウカには出ていったと見せかけて、その浴室からリビングを見ていてもらう。
そう、人間カードになる現場を……。
相手の弱味を!
