人間カード




「で、でも人間カードって一体なんなんだよ! そんなカードに人間を閉じ込めて何のメリットがあるんだ?」


リクの疑問は最もだろう。


人間をカードの中に閉じ込めて、それをサイト内で売り買いをする。


一番重要なのはその部分だ。


だけど、今は……。


「そこまではわからない。俺もやっとここまで調べたところだからな」


嘘をついた。


今のユウカを見て、とてもじゃないがこれ以上の真実を突き付けるのはきつい。


それよりも……。


「くそおおお。ユウカの父親をこんな目に合わせてんのはどこのどいつだよ!」


リクは拳を作り、勢いよく机を殴りつけた。


気性は荒い。


熱血癖があり、口よりも先に手が出るタイプだ。


だけど、こんなファンタジーな話をしても、何の疑いを持たずに信じてくれる。


それがリクの信頼できるところだ。


そして……泣いているユウカも……。


俺はユウカの肩に手を置いて語りかけた。


「心配するな。ユウカのおやじさんはきっと探し出す」


すると、ユウカは手で顔を覆いながら首を横に振った。