「たこ焼き10個ね。ちょっと待ってね、
すぐ入れるから…」





そう言っておばあさんは13個のたこ焼きを器に入れました。



おばあさんは何も言わずにたこ焼きを
3個オマケするのでした。




家に帰った男は
たこ焼きをおつまみにしてお酒を
一杯飲みました。





「あれ?3個多く入ってる?」
オマケに気付いたのは買い始めて
一ヶ月もたってからでした。







元気が無い時に家に帰り、オマケが
3個有るとなんだか嬉しくなりました。



おばあさんは何も言わずにオマケしてくれるので、男は知らないふりをして、

「ありがとうございます」

と、だけ言ってたこ焼きを受けとるのでした。






そういうことが半年も続きました。