最初は汚れのない白でした とても綺麗な白でした いつの間にか 少しずつ 少しずつ色がつき始めました
子供の頃はいろんな色を見つけて 自分の未来予想図をカラフルなペンで描いていた

大人になった僕は 色を探すのを止めて 見えない何かに追われて すぐそこにある物に気付きもしないで ただ毎日を生きています

最近子供の時の夢を見たんだ 幼い頃の自分を たくさんの たくさんの 色があったのを思い出しました
大人の自分も 子供の頃の自分も 何一つ変わっちゃいない 何一つ変わっていなかった

小さい頃の忘れ物を 今 大切なモノを見つけました これを捨てたのは僕自身です すぐそこにあった物に気づいたのも自分なのです
けれどそれから逃げたのも事実なんです

僕は

本当に

これで良かったんでしょうか?

子供の頃の僕は いろんな色があって 他の色なんか染まらずに 真っ白いキャンパスに夢を描いて たくさんの道を辿っていた

大人になった僕でもまた、追いかけて良いでしょうか 子供の時の様に また。