嗤わない月の下で

しばらく歩くと路地裏についた。

相変わらずの暗闇、少し奥まで入り、言葉を待つ。

「こんばんは」

今夜も彼女は舞い降りた。

相変わらずさしている傘、青い目。

彼女の優雅な挨拶にあわせてつま先で地面を叩く。

「こんばんは、お嬢さん」

そして、いつもの曲、いつも通りのダンス。