嗤わない月の下で

「いませんよ、仕事仕事の毎日ですから」

照れたように舌を出して笑う。

どうしてだろう、彼女の笑みはいつも心からの笑みだと判る。

「じゃあ、食事の件、かまわないよ、お店はどこがいい?」

「うーん、武田さんの家・・・じゃ駄目ですか・・・?」

ドキンと心臓が跳ねる。