嗤わない月の下で

「うん、今さっきね」

彼女はうーんと悩んだ顔をすると。

「武田さん、彼女いますか?」

え、そんなこと。

思わず顔が赤くなるのを感じる。

「いないけど・・・?どうして」

「だって、最近の武田さん、帰る時とても楽しそうに見えます」

ああ、そうか。