嗤わない月の下で

ふふ、と微笑をする。

そして手を絡めてきた。

「踊りましょう」

「ああ」

もうダンスも慣れっこだ。

すこし器用にエスコートする。

「今からおとぎ話をするわ、聞いてくれる?」

踊りながら、彼女は上目遣いで訪ねてくる。

「ああ、どんな話だい」

「お月様とお天道様のお話」

すると彼女は語り始めた。