デスクに座る。

「お茶です」

梅干し茶がデスクに置かれた。

「いつもすまないね」

「いえいえ」

そう言って首を振る佐藤さん。

「今日も営業ですか?」


書類をのぞき込まれた。

「ああ、今日は二件だけだからお昼には戻ってくるよ」

「じゃあ、おかず交換ですね」

すこし、彼女の明るさが痛かった。