そう…叶うわけがないの。 私が浦田君を好きになった理由。 それはほんとに単純な出来事からなんだ…。 浦田君と出会ったのは1年生の時。 移動教室で急いでいた時に曲がり角で勢いよくぶつかってしまって 教科書やノートを全部落としてしまったんだ。 「ご、ごごめんなさいっ!!怪我はありませんか!?」 「いててて…。」 そのぶつかった人は痛そうに頭を手を当てていた。 「本当にすみませんっ!!」