放課後。
荷物を運ぼうと教員室に向かっていると、
シノハラユウがウロウロしていた。
少し迷ったけど…
「…大丈夫?どこか行きたいの?」
「あ…おぅ。教員室行きたくて。」
「そ、それなら、私もそこに届けなきゃならないから、一緒に行こうよ。」
「ありがとう!助かったわ~。この学校広すぎてわかんないよ本当に。まじありがとう。」
無邪気な笑顔。
なんか、知ってる。この感じ。
「…ょいっしょ。」
この荷物、重い。
紙って意外と重いのよね。
すると、
「持ったげるよ。ほら、かして。」
そういってシノハラユウは、ひょいと持ち上げてしまった。
「あ、ありがとう。」
しばし無言で歩く。
「…この先だよ、教員室。」
「はい。荷物。」
「…あ。」
もう少し先なんだけどなぁ。
ま、持ってくれただけでもありがたいか。
「疲れてない様子だとバレるだろ。ここから持て。」
「…あ、あー。そうだね。ありがとう。頭いいね。」
「そう?…もうぼーっとするなよ。」
「~~~~っ!」
み、み、耳元で囁くな!
慌てて離れると、
「ま、今回は助かったけどな。」
なんて笑って、
「先行けよ。」
と壁に寄っ掛かりながら言った。
「あ、ありがとう。」
私はそそくさとその場を立ち去り、
教員室に荷物を届けると、
慌てて戻った。
「ふぅ~」
…なんだか、これから、毎日疲れちゃいそう。
なんて思いながら。
階段まで来て疲れた私は、ゆっくりと登り出した。
「おぉーい!」
…!!?
振り返ると、シノハラユウがいた。
「し、シノハラユウ?」
「まだフルネーム?」
「…」
「…えっと、今日はありがとう。また明日な。」
「う、うん。…また明日。」
「お礼、言いたくてさ。そっこーで用事済ませた。」
「…」
「バイバイ。」
手を振って行ってしまった。
ふふ、と笑ったあとのその瞳はやっぱり。
強くてまっすぐな、なぜか懐かしさを感じる眼差しだと思った。
荷物を運ぼうと教員室に向かっていると、
シノハラユウがウロウロしていた。
少し迷ったけど…
「…大丈夫?どこか行きたいの?」
「あ…おぅ。教員室行きたくて。」
「そ、それなら、私もそこに届けなきゃならないから、一緒に行こうよ。」
「ありがとう!助かったわ~。この学校広すぎてわかんないよ本当に。まじありがとう。」
無邪気な笑顔。
なんか、知ってる。この感じ。
「…ょいっしょ。」
この荷物、重い。
紙って意外と重いのよね。
すると、
「持ったげるよ。ほら、かして。」
そういってシノハラユウは、ひょいと持ち上げてしまった。
「あ、ありがとう。」
しばし無言で歩く。
「…この先だよ、教員室。」
「はい。荷物。」
「…あ。」
もう少し先なんだけどなぁ。
ま、持ってくれただけでもありがたいか。
「疲れてない様子だとバレるだろ。ここから持て。」
「…あ、あー。そうだね。ありがとう。頭いいね。」
「そう?…もうぼーっとするなよ。」
「~~~~っ!」
み、み、耳元で囁くな!
慌てて離れると、
「ま、今回は助かったけどな。」
なんて笑って、
「先行けよ。」
と壁に寄っ掛かりながら言った。
「あ、ありがとう。」
私はそそくさとその場を立ち去り、
教員室に荷物を届けると、
慌てて戻った。
「ふぅ~」
…なんだか、これから、毎日疲れちゃいそう。
なんて思いながら。
階段まで来て疲れた私は、ゆっくりと登り出した。
「おぉーい!」
…!!?
振り返ると、シノハラユウがいた。
「し、シノハラユウ?」
「まだフルネーム?」
「…」
「…えっと、今日はありがとう。また明日な。」
「う、うん。…また明日。」
「お礼、言いたくてさ。そっこーで用事済ませた。」
「…」
「バイバイ。」
手を振って行ってしまった。
ふふ、と笑ったあとのその瞳はやっぱり。
強くてまっすぐな、なぜか懐かしさを感じる眼差しだと思った。

