「なんで…裕太……どうして、わかってくれないの……」

「「莉奈ちゃん?」」
「みつ、太ちゃん…」
「どうしたの?」
「ひでぇ、顔」
「裕太…は変わった…」
「莉奈ちゃん?」
「ずっと、何度も忘れようとした裕太の事だけど何をしてもどんな時も裕太が笑うところが浮かぶのどうしたらいいのかな…私が行けなかったのかな…」
「莉奈ちゃん」
「わったー」
「誰が言った?
全て君が悪いだなんて」
「だって、でも…」
「笑って」
「えっ…」
「いいから」
「……」
私はニコッと微笑んだ。

「裕太さ、泣いてたんだ」
「えっ…そんなの見たことない……」
「見せなかったんだよ?
莉奈ちゃんに見て欲しくなかったからだよ」