あれから一年がたった…
裕太は今何をしてるのだろうか?
私は裕太を忘れる為に一度も休みを取らず働き続けた。
それから貧血になりやすくなった。

モデルの仕事の他に、女優として出るようになった。
そして移動時間…

「春だね、綾さん」
「そうね、花見の季節だわ」
「花見って食べ物にしか興味無いでしょ!」
「うるさい!」
「……ふ」
「莉奈は、好きな人とかいないの?」
「昔いた…」
「あら、告白したの?ら」
「しなかったよ…諦めた近いのに遠く感じたから」
「莉奈…」
「ほら、着いたよ」
私は車から降りて、ウェディングの撮影ドレスに着替えて撮影が始まる
「莉奈ちゃん、笑って…」
すると、目に写ったのは裕太だった。
「裕太…大好……」

そして私は笑った。
撮影が終わり次の撮影に移動するため、玄関で綾さんを待ってると….
誰かが腕を引っ張た。

撮影が終わると、着替えて移動の車がある玄関に向かうと莉奈がいたまるであの雨の日みたいだった。

俺さ、もう諦めないよ…君のとなりに相応しい男になる。だから待ってて…

でも君は今何を考えてるのか知りたい。

「わったー!」
「よ、久しぶり」
「元気だった?」
「う、うん」

振り向くと声がした。
「裕太」
「……」

神様は意地悪だ、私をこんなに残酷な思いをさせてもう叶わない恋だと押し付けて。
私の目に写ったのは、私の何倍も可愛い女の子と裕太が抱き着いてる所だった。
「わったー…今日、夜飲みに付き合って」
「莉奈ちゃん…」
「わかった…」