どうしてだよ、莉奈…君は健人が好きなのか?
そりゃあ、俺なんかより男らしくてさかっこよくていい奴だから莉奈を幸せにできるのかもしれないな。

「裕太どうかした?」
「えっ?…いや、なんでもない」
「無理しなくていいから」

「わったー…?」
「本当に…似た者同士だよ…」
「えっ?」

俺は、わったーの言葉が引っかかった。
その意味は何で、どういう理由で言ったのか…
「なぁ、わったー…ありがとう」
「別に」


懐かしい声がした、振り向くとそこには誰もいなくて
少し、可笑しかった。
「クスッ変なの…いるわけ無いのに…忘れたはずなのにな…」
「莉奈ちゃん、撮影はじまるよー」
「あ、うん」
メイクを直してもらい。
さっきの撮影の続きを開始した。

「お、健人達の撮影じゃん」
「あれ、莉奈ちゃんじゃない?」
「どうして?」
「はじめして見たけど二人ともお似合いだねー」
「あ、それ俺も思った」

本当に言い返せないくらいお似合いだなのに君の隣に居たいのは俺だって思ってるそんなの最悪だよね?