「出るなら明日だよ?
メンバーに気づかれずに行ける日」
「えっ?」
「手紙を書いたのは、それが理由なんじゃない?
心配されたくないから迷惑がかかると思ったから」
「わったー…私裕太が好き、あの熱愛はでたらめだってわかってるだけど信じてしまう裕太の彼女なんじゃないかって」
「莉奈ちゃん我慢しなくていい今なら泣いていいから」
私はわったーの前でずっと泣いてた。
「わったー、ありがとう」
そして、私は荷造りを済ませ就寝した。

目が覚めたのは6:00だった、服を着替え階段を降りるとわったーが朝食を作ってくれた。
「わったー…ありがとう」
「別にいいよ、いつもこの時間から作ってるし」
「はは、わったーには叶わないな」
そしてわったーが作ってくれたワッフルを食べた。
「ごちそうさま」
「うん」
「あ、そうだわったーこれ渡しておいて?」
「わかった」
私は玄関で靴を履き
わったーは見送ってくれた
「わったー」
「ん?」
「皆怒るかな?」
「莉奈ちゃんは、もう裕太には会わないの?」
「電話を掛けてきても会わないよ…」
わったーは、優しく抱きしめてくれた「誰にも頼れなくなったら頼ってきてね俺は莉奈ちゃんの見方だからな」
「ありがとう、またね」
「うん」
そして私は出て、タクシーを拾って新しい家に向かった。