それから3日が、たった。
時計台前、凪沙を待ってる。
只今の時刻は午前9:50だ、待ち合わせの10分前。
凪沙はどんな顔をするかな?
少しずつ鼓動が高鳴る、君の喜ぶ顔が見たい。
すると、玉の言葉が頭に過ぎった。「そんなの今更考えても仕方ないだろ、言ってみないとわからないだろ?」
そうだな言ってみないとわからないよな…
「はぁ、はぁ」
息が切れる声が後ろら聞こえるそして振り向くと、そこには凪沙がいた。
君に触れたい。
「太輔お待たせ、ごめんね待った?」
「いや?」
「…??」
「……」
「どうかした?」
「……い…///」
「えっ…」
「今日の格好可愛いよ///」
「あ、ありがと」
「じゃぁ、行こうか」
「うん」
すると太輔は手を差し出した。
「人混みだからこけるよ?」
「あ、ありがとう」
少し照れくさかった。
時計台前に行くと、ダメージジーンズにハットを被って黒のVネックのTシャツにチェック柄の上着を着てポッケに手を入れて立ち尽くしていた。
何着ても相変わらずかっこいいなそう思った。