あれから一週間がたった。

今日は、メンバーみんな仕事が休みだ、莉奈は約束があると言って出かけたけど30分前渉は晩御飯の材料を買いに出かけてしまった。


駅前で、渉と待ち合わせをしている。

ラフな格好をした渉が現れた。
「凪沙お待たせ」
「……渉、何その荷物の量」
「今晩の材料だよ」
「渉って私より女子力あるよね…」
「えっ、何言ってるの凪沙( °Д°)」
「ほんと、そう思うわ」
「今日のコーデ可愛いね」
「分かる、新作でね一目惚れして買っちゃった( ̄∇ ̄*)ゞ」

そんなんこんなで話してるとあっという間に家にたどり着いた。

だんだん緊張して来た。
「凪沙…?」
「あ、ごめん」

凪沙大分緊張してるな…
すると、渉はドアを開けて
「只今ー」
奥の方から
「「「お帰りー」」」
と言う声が聞こえた。
渉は小声で
「凪沙大丈夫?」
「……うん」
息を飲み込んだ。

「はー、疲れた」
「わったー」
「渉…」
「横尾さん」
「あ!そうそう、そこでばったり合ってうちにきなよってなって連れてきた」

メンバーの顔が固まってた。

「な、凪沙ちゃんー(*゚▽゚)ノ」
「にかちゃん!?」
「会いたかったよ、元気にしてた?」
「うん」
にかちゃんは、私に抱きついて手を引っ張り太輔の横に座ってて言った。
そして、仲良く話してると太輔はムスッとしていた、なんだか可愛くて微笑んでしまった。でも
気まずくて仕方ない。

すると、みっくんが
「な、上でなんかしない?
俺暇」
「あ、それいいね!」
私は振り向くみっくんにペコリとお辞儀した。

それから、わったーの包丁の音がする。

「……」
「……」

沈黙が続いた。
その沈黙を破いたのは、太輔だった

「久しぶり」
「うん」
「元気だった?」
「うん、それなりに」