ライブがはじまった、この何十万人といるドームの中に莉奈を探す事はできるんだろうか?

衣装を着替えてローラを履いてステージそばで待機をしていると…みつのソロが終わりわったーやにかがステージでローラーを滑り始め、俺もステージで滑っていると…微かに莉奈の声が聞こえた

すると一番近くの客席に後ろ姿を見せるそれは間違いなく莉奈だった。
泣いてたんだ、莉奈が

「玉…笑えよ」
「笑えるかよ、好きな女を笑わせれないのに」
ステージを降りて、去ろうとすると莉奈の腕を掴んだ。
「何して…んの…?
莉奈」
「きゃーっ」

「裕太…」
「何で、何でここにいるのかを聞いてんだよ…どうして泣いてるんだよ」
「……会いたかった……」
「えっ?」
「……裕太に」
俺は軽々と莉奈を持ち上げた
「ちょ、ゆ、裕太
おろして(//∇//)」
「来て」
「……ごめん、今更会ってもって分かってる」
「何も言うな」
「……」
「おい、カメラ良く撮っておけよ
もう、事故だなんて言わせないから」

裕太は私の腰に腕を回し、引きつけてキスをした。

「裕太は…どうして…いつも勝手なの?」
「莉奈…」
「ばか…ばか…裕太の前ではいつも泣いてばっかり…」
「莉奈…好きだよ、俺の彼女になって」
「……」
言葉が出なかった驚いたから。

「好きな人でもいる?」
「私は…裕太が好き、あの雨の日から…」
「莉奈、愛してる」

「良かったな、玉」