『・・・へ?』 今、なんとおっしゃいましたか? あたしは、訳がわからず首を傾げる。 『安永に、花壇の草むしりをしてほしいんだ』 『・・・あたしが、ですか?』 数秒経ってから、やっと先生の言葉を理解することができたあたし。 先生は申し訳なそうにコクリと頷く。 そんな顔されても、首を縦に振ることなんてできないよ・・・。 だって、花壇の掃除は、 『園芸部の仕事ですよね?』