五十嵐くんが、りおって呼んでくれるようになって三日が経った。




なぜだか分からないけど、拓人くんは昼休みに五十嵐くんのところへ頻繁に来るようになって、あたしたちのクラスは大騒ぎ。





二人の周りに群がる人が多くなったぶん、五十嵐くんを盗み見できる隙間もなくなってしまい、拓人くんに少しだけムカついている。





ちなみに、五十嵐くんと拓人くんは中学からの同級生らしく、今はあたしたちの隣の隣のクラス。






「はぁ~」