早く気づいてよ、俺の気持ちに。




「わざわざ、洗っていただいて・・・。こちらこそ、ありがとうございます」





五十嵐くんの敬語に思わずキュンと胸が高鳴る。





「あ、そういえばさ、」





五十嵐くんは受け取った袋を見つめ、思い出したかのように、小さく口を開く。





「な、なんでしょうか・・・」






「昨日の君、おもしろかったね」




一気に体の力が抜けてしまった。





まさか、五十嵐くんにもそれを突っ込まれるなんて・・・