「多分、あたしね、五十嵐くんの笑顔見たその日には、鼻血出して、倒れちゃうと思うんだ」 「ふーん、それはご愁傷さま」 あゆちゃん、ひどいよ・・・! そんなバカにしたような顔しなくてもいいのに。 言い返そうと思ったけど、もう、これ以上何を言っても、相手にされないなと悟り、素直に次の授業の準備をする。 準備が終わり、彼を盗み見すると、どこか遠くを眺めていた。