早く気づいてよ、俺の気持ちに。




◇◇◇◇◇◇




そして、あっという間に放課後。




ポツリポツリと教室に残っている人は少なくなっていき、日直とあたしの三人になった。





「安永、まだ帰らねぇの?」




「あ、うん!」




「なら、戸締まり頼んでもいい?」




「うん、いいよ!」





日直の子に鍵を渡され、ついにあたし、一人だけになってしまった。






五十嵐くんどこにいるんだろう・・・?