「あ、次あたしたちのチームだから、いってくるね」




「うん! あゆちゃん、頑張って!」





知らぬ間に、五十嵐くんたちのチームの試合は終了を告げていた。




得点版を見れば、彼のチームが六点差で勝利しており、チームのメンバーはわぁわぁ、騒いでいるけど、




五十嵐くんはその輪の中にいつつも、ボォーッとしていた。






あいかわらず、無気力そうだな~。




・・・って、あゆちゃんの次って、あたし試合じゃん!






そう思ったら緊張してきて、急にトイレに行きたくなってしまい、あたしはトイレへと直行した。