「あたしは、そう思うけどね」




「思わない・・・!」




「即答すぎるでしょ」






そんなの当たり前だよ!





五十嵐くんがあたしを気に入ってるなんて、天と地がひっくりかえる勢いだ。






でも、ちょっとだけ特別なのかなとか勘違いしちゃう時もあるけど、やっぱり名前覚えてもらってないのが、心に引っかかる。





好きな人に、自分の名前を呼ばれるって、どんなに嬉しいことなのかな~。