あゆちゃんの言葉に、昼休みの出来事を思い出す。 「里緒菜の頑張るは、その程度のものなの?」 違うでしょ?と、優しい声で問いかけるあゆちゃんに大きく頷いた。 あゆちゃんの言う通りだ・・・! 五十嵐くんの人気なんか、今に始まったことじゃないんだから! 何をそんなに、弱気になってる、あたし! 「でも、あたし思うんだよね~」 あゆちゃんはあたしから、五十嵐くんへと視線を向ける。