「・・・っ」 妄想だったかもしれないって思って、ずっと落ち込んでたのに・・・ そんなの、反則すぎるよ・・・! あたしのドキドキは頂点に達してしまい、彼からバッと顔をそむけた。 五十嵐くんのバカ。 もっと好きになっちゃうじゃん・・・。 鳴りやむことの知らない心臓の音。 じんわりと熱くなる頬。 それを落ち着かせるために、先生が来るまで、ずっと机に突伏していた。