あたしはすぐに彼から視線を逸らす。




交わってほしいとは思ったよ・・・?





けど、まさかこんなにも早く交わるとは思ってなかった。





自意識過剰にその行動を捉えれば、五十嵐くんもあたしのことを見てたってことだよね・・・?






あたしは、また視線が合いますように。





そう願って彼を見た。





「・・・っ」





願い通り、彼と視線が交わる。





そして、彼はフワリと笑ってくれた。