そんな顔されたら、普通の女子とは違うんだって、ちょっと勘違いしちゃうよ・・・! あたし、自意識過剰になっちゃったりするよ!? 「ーーーおーい、大丈夫?」 「ふぁ、ふぁい!?」 少しだけ興奮気味のあたしの目の前には、手をヒラヒラさせている五十嵐くん。 びっくりしすぎて、間抜けな声が出てしまう。 その間抜けな声に彼は小さく笑った。 「でも、君も女子だよね」