「めんどくさいから」






無表情で、少し嫌そうに答えた五十嵐くん。





普通の男子だったら、あんな女子に群がられたら嬉しいはずなのに・・・




五十嵐くんはそれをめんどくさいから、の一言で片付けてしまう。





・・・無気力すぎる!





「俺は眠たいのに、話しかけんなっての」





すると、なんとまぁ、無防備に口を広げて、大きなあくびをするんだから、あたしはやられてしまった。