早く気づいてよ、俺の気持ちに。




「・・・鼻血出てますか?」





言っていたことが現実になってしまったのか・・・




鼻血出すとか、変な子とか通り越して、変態な子じゃん。




せっかく、こうして五十嵐くんと喋れたっていうのに、本当に最悪だよ。





考えれば考えるほどマイナスのほうへと行ってしまい、俯きかけていた視線はついにローファーが見えるところにまで、たどり着く。






「出てないよ、鼻血」