その姿を見て、やっぱり拓人くんって女の子慣れしてるんだなぁって再認識する。
そんなことを考えながら、拓人くんを見つめていたら、ある考えが頭をよぎった。
・・・もしかして!
「・・・よし! 里緒菜ちゃん、ありがとう」
「あ、う、うん」
「じゃ、すぐ連絡するから! 」
拓人くんは、そう言い残し、足早に教室を出ていってしまった。
・・・予想的中だ。
拓人くんは、今までこうやって色んな女の子と接してきたんだよね。
性別は違えど、男の子との接し方を少し教えて頂きたいなぁとか思ったりしちゃって・・・。
・・・五十嵐くん限定だけど。
って、あたし何考えちゃってるんだろう。
いくらなんでも、恥ずかしすぎる・・・!
これ以上、考えるのは禁止!


