早く気づいてよ、俺の気持ちに。




なんとなく、ディスられた気がするけどそんなこと気にしている程あたしの頭は万能ではない。



先輩は何を言っているんだろうか・・・。




だって、あたしが五十嵐くんに好かれているとか、もう絶対に絶対に絶対に!!!!


・・・・・・ありえないこと!!



でも、そうかもーなんて期待しちゃうこともあったりするんだけど・・・。




って! それよりも、ちゃんと否定しなきゃ!!!




「そんなこと、ありえ・・・」




ーーーーキーンコーンカーンコーン




「あ、予鈴だ! 安永さん何か言いかけてたけど、教室戻らなきゃいけないし、また今度ね!」



「え!・・・、さよーなら」




あたしの言葉は、チャイムに遮られどこか遠くへ消えしまった。




あたしも教室戻らなきゃ。