不意に見えた、彼の腕。
それは、持ち上げられて
「・・・っ!」
あたしの髪に触れた。
かと思えば、そのままスルッと指を通され、
「りおの髪、サラサラ」
プシューと頭から汽車のような煙が出てるんじゃないかって思っちゃうぐらいに、あたしの体は熱を持つ。
今のあたし、絶対に顔赤いよ・・・。
だって、男の子にこんなことされたことないし、てか、男の子にこんな近付かれたことないし、
ましてや、あたしの好きな人・・・。
・・・えっと、もう、キャパオーバーです。
誰か助けてください・・・。
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