「・・・いっいい、いい五十嵐くん!?」 グイッと顔をあたしに近付け、ニコリと笑う彼が真横にいて、 そして、あたしの背もたれに左腕を回して、壁ドンならぬ、背もたれドン・・・? な、なんで、こんなことになっているの!? 「・・・っ」 とととと、とりあえず、ち、近すぎる・・・!!! これは心臓に悪すぎます・・・!! この慣れない距離から少しでも逃れるため、俯いて、どうにかして心臓を落ち着かせようと試みようとしたのに・・・