言うしかない。 どうなってもいいや。 あたしは大きく息を吸った。 「何があったか分からないけど、・・・じ、自殺はよくないですよ!」 言ってしまった・・・。やってしまった・・・。 五十嵐くんは、少しだけ無表情を崩してあたしを見つめている。 すると、次の瞬間、ブッと吹き出した。 それと同時に 「・・・っなにそれ」 そう言って、彼の無表情が完全に崩れ落ちた。