その言葉に五十嵐くんは曖昧に笑ってみせる。




この年になって、花占いとか・・・絶対幼稚な子だと思われたよ。




あたしは、小さくため息をついた。






「普通、花占いとかしませんよね~」





あはは~と、気分が沈んでいるのがばれないようにおちゃらけてる雰囲気を出す。






本当、最悪だよ。




あぁ・・・、やっぱり花壇の掃除なんか断ればよかった。




だったら、こんなことにならなかった。




でも、それは人のせいにしてるだけだよね。






「・・・・・・てる人って、うらやましい」