「・・・りお」 「い、五十嵐くん!?」 さっきまであたしの頭の中にいた彼の登場に焦りすぎて、ほぼ叫び声で名前を呼んでしまう。 最近、いきなり現れるの多いよ・・・! 心臓に悪すぎる・・・ 雑草を握っていた手を離し、パッと視線をあげた。 そこには不思議そうに、でも少し複雑そうな表情の五十嵐くん。 「・・・花占い、してたんだ」 「み、見てたんですか・・・?」