「嫌い、・・・好き」 花占いと自分の気持ちが一致して、思わず笑がこぼれる。 この花は思い出としてとっておこう! 花を傷つけないよう、慎重に制服のポケットにしまう。 「・・・よし!」 今度こそはちゃんと雑草を抜こう。 再び気合いを入れ直し、雑草に手をつけた時。 土の色が急に濃くなりあたしの視界が暗くなると、ある人物の声が耳に届いた。