はぁはぁ、

ここなら誰もいない。



「おい、どうしたんだよ。」

え?
龍先輩?
なんでここに?
さっき行ったはずなのに。
戻ってきたの?



「あ、あの、」


「大丈夫か?なんかあったか?」


心配してくれたのが嬉しくて
なんだかまた涙が...

「どうした?話し聞くぞ?」


「あの、聞いて欲しいです。」



わたしは、話すことにした。

海くんとは幼馴染で席も隣で
わたしは海くんの事が好き。

だけど海くんはちぃちゃんと付き合ってて。
付き合ってる人がいても
わたしはまだまだ海くんの事が
諦められない。

そんな事を話した。


「じゃあさ、俺の事好きになってみない?」