【完】暴走族くんと、同居はじめました。







「もう真っ暗だぁ」




それから、私はいくつか回った。


もちろん、飲み屋以外にも回った。



中には、OKだしてくれたところもあった。

そういうところは、詳細をきいて、その気になったら連絡すると言って、よりいいところを探す。




「んー…なんか、全部微妙だなぁ」



高校生っていうのが、やっぱり大きいみたい。




そのとき、



「お嬢ちゃん、お金ほしいの?」



手をガッと掴まれた。




思わず、手を引っ込めようとしながら振り返る。





そこには、
お酒に酔った、おじさんがいた。




「な、なんですか…。」






なんか気持ち悪い…