「あ、ありえない…」





思わず呟くと、




「あぁん!?」



その、スキンヘッドににらまれる。





そして、誰だお前。みたいな顔をされてから、その男は少しニヤッとした。




…なんか、嫌な予感しかしない…っ!







私は本能で後ずさる。



けどスキンヘッドの手が、それを許さなかった。








「ちょっと待ちな、お前…」





ゴツゴツした手に掴まれる。








…って、




離せこの野郎っ!








そう思うけど、かなり強い力で掴まれていて、ほどけない。






その瞬間、







「きゃあっ」






グイッとその男に手をひかれた。