「この学校に入った時点でもれなく一般ぴーぽーじゃなくなるんだよ。」
んなわけあるか!!
じゃあなに!?
私は一般ぴーぽーじゃないっていうの?
「当たり前だろ、お前は輝夜の姫だから。」
「ならないって言ってるでしょうが!!」
もうっ!!
私だって忙しいんだからね。
これからバイトして、生活を自分でたてていく。
「私は、普通の高校生なの!!」
「さすがにそれは知ってるぞ。」
え、なに言ってるの平太。
さっきあんたんとこの総長が私のことを、
ノット一般ぴーぽーっていったの!!
「うるせぇよ。
お前が一般人だろーとそうじゃなかろーと俺たちには知ったこっちゃないね」
咲人…。
…って!!あんたも了承した身でしょうが!!
あのまま咲人が姫をいらないって言ってくれてれば、私は今頃教室に戻れてたかもなのに。
「とにかく!今は授業中だし、出ても大丈夫そうなので失礼するね!!」
ここにいたら、無理矢理脅されてでも姫にされそう。
私は立ち上がると、ドアに向かって歩く。
「七彩ちゃん」
ふと、声をかけてきたのは千尋。
「…友達には、なってくれたんでしょう?」


