「飛鳥の彼女だけど、別に姫になろうとは思わないし、好きになるために姫になるのは間違ってる。
だってもう私、輝夜大好きだもん。」
「七彩…。」
「私、お姫様って柄じゃないし。
だから、
輝夜には、輝夜みーんなの友だちとして、入り浸っても…いい?」
無茶なお願いかな?
けど、飛鳥の大切な輝夜、もっと見てみたい。
「七彩…、お前には叶わないな」
「うん、100年早いよ」
「へぇー?」
飛鳥は私の頭をポンポンとすると、輝夜のみんなに向き直す。
「七彩が…、こう言ってるんだが、いいか?」
「いいっすよー!」
「七彩さんと友だちになりたいっす!」
「確かに姫さんって感じじゃないっすもんね!」
うんうん!
みんなありがとう。
最後の人は正しいけど、自分で言ったことだけど、悔しいんだが…。
「じゃあ七彩の歓迎会しようぜ!!!!
俺らのダチだからな!!!!」
「「「おーう!!」」」
平太の掛け声をもとに、いろんな頭のヤンキーたちがせっせと動き回る。