【完】暴走族くんと、同居はじめました。













「ただいま~って、あれ?」





あれから、午後の授業もまともに受けられなかった。



そんな原因である飛鳥の靴が、何故かもうある。





私、学校終わってそのまますぐに帰ってきたのに。





「飛鳥…?」



珍しい。


というか、この時間だとつまりはサボった?



悪い奴だなぁ…、





しかしリビングにしっかり昨日頼んだおつかいの野菜が買ってきてある。


いい人なのか悪い人なのか。






「飛鳥ぁー?帰ってるのー?」





ちょっと心配。




私は階段を上りながら声をかけ続ける。




けど返事はない。





返事がないまま、飛鳥の部屋の前まで来てしまった。





「…っ、居留守?飛鳥のバカ」




私が帰りながらどんなに悩んだか知らないくせに。






ばーかばーか。





私は、ノックもせず、飛鳥の部屋のドアノブを回してドアを開けた。