だってだって、
怖かったんだもん。
体が浮いたのがわかって、私このまま、
「顔面着陸して鼻血出して、スカートから下着丸見えになっちゃっていう、少女マンガの可愛いヒロイン限定の状況に平凡な私がなっちゃうかと思ったんだもんんんん!!」
「心配して損した。早く上から降りろ。」
「なんで!?」
でも…っ、
「へへっ」
飛鳥が助けてくれたからもうなんでもいいや。
「なんだよ、泣いたり笑ったり変なやつだな」
「どーせゴリラですよ」
悔しいけど、飛鳥の中で私は面白い奴、とか、そういうポジションなんだと思う。
けど、助けてくれた。
それなりに大事に思ってくれてるって、自惚れるくらいはいいかなーなんて。
飛鳥の胸に顔を埋めて見る。
はぁ…、この気持ち。
バレなきゃいいけど、こうしてたい。


