「っと、危ねぇな」
あれ、おかしい。
下まで墜落したはずなのに痛くない…。
目をゆっくりあけると、
「わぁ!」
ドアップの飛鳥。
しかも飛鳥のこと下敷きにしちゃってるし!
「あ、飛鳥なんでここに…っ」
「七彩の色気ない叫び声が聞こえたからに決まってんだろ…。」
色気ない!?
「うぎゃぁぁぁああ!!とか叫ぶ女子お前しかいねぇの。まぁ、だから七彩だってわかって助けたんだけど」
飛鳥と、至近距離で目が合う。
ドクンドクン、と心臓が鳴って、死にそうなくらい恥ずかしい。
聞こえてるんじゃないかって思っちゃうから。
「うう…っ」
「は?」
よかった、安心した。
なんか、すごい目頭が熱い。
1滴、涙が溢れちゃうと。
「うわぁぁぁあん!怖かったようううう」
「マジで!?泣くのか七彩!
お前が!?おい、ちょ、大丈夫かよ…」
全然止まんなくなる。


