「へーっ、今日はハンバーグか。
俺、好きなんだよなー」
するとちょうどいいタイミングで飛鳥が階段を降りてきた。
っていうか、ハンバーグ好きって知ってるから作ったの!
飛鳥は食器をだしてご飯をよそうと、さっさと椅子に座って手を合わせた。
「「いただきます、」」
今日は2人向き合って座っている。
飛鳥の表情がよく見える。
2人で言った瞬間、
すごい勢いで飛鳥がハンバーグを手につける。
ハンバーグの中からはとろっと溶けたチーズが溢れる。
よし!ちゃんとうまくいってる!
「七彩…、お前よくわかったな。
俺がチーズインハンバーグが大好きだって!」
あ、そうなんだ。
それは初耳だった。
飛鳥はにこぉぉおおっと無邪気な笑顔で笑うと、ハンバーグを頬張って幸せそうに微笑む。
「う、うまい…っ」
ほっぺたを抑えながら顔そのものがとろけそうな飛鳥を見て誰が暴走族の総長なんて思うんだろうか。
…ったく、そんなに好きなんてはじめて知ったよ。


