「七彩、俺とふたりきりだぞ?
いいのか?」
七彩だって一応…、女の子だし。
好きでもない奴と2人なんて嫌に決まってるよな。
「別にいいけど。飛鳥だし。」
「え…」
これは、喜んでいいのか…?
いや、ダメだな。男に見られてないってことだ。
「飛鳥が、買い物に行ってくれるなら、私はなんも問題ないです、涼子さん。」
……は?
買い物?
「飛鳥もいいよね?
この前やってくれるって言ってたし」
そう言えば、一週間買い物するとかなんとか言ったする。
まさかここで使うとは。
「買い物……かよ」
「まぁなんとかなるよね!
飛鳥、がんばろう!」
意気込みを入れる七彩を、横目に、
「はぁ~」
俺は大きく息をついた。